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「頭のてっぺんから糸で吊るされているように」
という言葉がバレエで言われる引き上げについて...

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「頭のてっぺんから糸で吊るされているように」
という言葉がバレエで言われる引き上げについて語っていることは、
レッスンを2度以上受けたことがある人ならわかると思います。

このようなイメージはアレクサンダーテクニークだったり、
フランクリンメソッドだったりでも使われていますね。

この言葉がイメージさせる引き上げは 無駄な力を入れない 頭蓋骨から背骨を持ち上げることで、スペースを作る 背骨のカーブを無理なく伸ばす
と言う感じでしょうか?

つまりこんな生徒たちにぴったりの言葉です。

頑張り屋さん!
なんでも120%筋肉を使わないと気が済まない人たち
引き上げようとすると首や肋骨に力が入ってしまい、結果上半身がそっくり返ってしまう
引き上げると呼吸ができない症候群
引き上げたら体を動かせない症候群
吊るされるイメージではうまくいかない場合

とは言っても、吊るされているイメージでずっと踊り続けることは不可能ですし、生徒の癖によってはケガに繋がる可能性もなきにしもあらず。

例えば筋肉を引き上げて使う!と言う場合、よく見られるケースでは お腹がペローン 膝のお皿が持ち上がらず、膝関節に乗っかっちゃう(もしくは膝が緩んじゃう)

このような子達の「引き上げ」の場合、
吊るされるイメージではうまくいきません。
だって、力の入れ方がわからない子達なんだもん。

また、筋力がなく、背骨に座り込んじゃう子(脊柱湾曲を伸ばせない子)であれば、
吊るされるイメージでプレパレーションはできるかもしれないけれど、
踊りだしたらすぐにデロってなっちゃいます。

踊りの中でもこのイメージが使えない場合がありますねー。

プチアレグロみたいに素早く動かなければいけない
ピルエットやターン、特に早かったり2回転以上の場合
アラベスクの後ろ足を素早く前のタンジュオンフォンジュ、
みたいに上下の方向転換

こういった動きの場合、
吊るされていると言うイメージでは難しいのが事実です。

DLSブログ「頭のてっぺんから吊るされているように?引き上げのお話」より。
https://www.dancerslifesupport.com/pullup-5/

イメージ系の注意では響かない子や、使えないポジションなどがでてくるんですよね。
だからこそ、先生のボキャブラリーが増えていけば、
より多くのダンサーを上手にしてあげる事ができるんじゃないかなーって思います。




#dancerslifesupport
#バレエ上達
#バレエ教師
#happydancing


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